【ラウンドテーブル】1日目「実践し省察するコミュニティ」ゾーンC(コミュニティ)の内容について

Zone C コミュニティ 世代をこえて学び合うコミュニティをコーディネートする-持続可能な社会と若者の社会参画-
今回,Zone Cが掲げるテーマは,「世代をこえて学び合うコミュニティをコーディネートする」です。この間,Zone Cでは,コミュニティの発展における「持続性sustainability」の問題が共有され,検討されてきました。知識基盤社会という言葉に象徴されるように,21世紀を生きる私たちが地域や職場で出会っていく課題は,個人的・個別的な取り組みでは必ずしも解決しえない,より複雑で高度なものへと変化し続けています。地域の発展を支える自治や学習についても,その持続的な展開をどのようにコーディネートしていくかがこれまで以上に問われています。これは,コミュニティの持続的な発展に向けて,世代をこえてつながり学び合うことをどのように支えていくことができるのかという課題です。
このようなテーマの深まりと歩調を合わせながら,Zone Cでは参加者の世代の拡がりが生まれつつあります。今回のラウンドテーブルでは,各地で先駆的な地域活動を組織する高校生・大学生も実践交流の輪に加わることになりました。地域,領域,そして,世代をこえて学び合うというZone Cの試みを通じて,互いの実践の展開を捉え直し,持続可能なコミュニティの発展を支える自治と学習,そのコーディネーターの専門性をめぐる問いを深めていきます。
sessionⅠでは,互いの活動をポスターを通じて共有します(2階ロビーが会場です)。sessionⅡは,地域活動に参画する新しい世代である高校生・大学生の取り組みを交流する「特別フォーラム」と地域の自治と学習を支える力をどのように持続的に結んでいくのかという問いを深める「シンポジウム」に分かれます。続くsessionⅢでは,6人程度の小グループを組み,地域・世代をこえて互いの活動を交流・共有していくクロスセッションを進めながら,あらためて世代をこえて学び合うことの意味,それを支えるコーディネーターの役割について考えます。