【ラウンドテーブル】Zone B(教師)の詳細について

Zone B 教師 教職大学院をイノベーションする
 
 中教審答申「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上策について」(2012.8.28)と、それに続く、教員の資質能力向上に係る当面の改善方策の実施に向けた協力者会議報告「大学院段階の教員養成の改革と充実等について」(2013.10.15)及び教員養成系学部大学のミッションの再定義では、教職大学院の拡大・拡充と修士課程の教職大学院への段階的移行が謳われており、各大学は第2期中期目標期間内におおよその方向性を確定する状況にあります。教職大学院の設置はグローバル化した知識基盤社会の到来に伴い、新しい学力観を持った「学び続ける教員」の育成という喫緊課題に応えるべく設置されるもので、そこでは教育委員会の連携・協働も必須となります。各大学ならびに教育委員会はこの至上の命題と落莫たる現状との狭間の中で模索されていることと思います。福井大学も全く同様の状況にありますが、教職大学院の設置が比較的早く、解決できた課題もあります。
 このような教師教育改革をめぐる現在の動向に鑑み,今回のZone Bでは「教職大学院をイノベーションする」と題し、教職大学院設置の実現化に向けた課題と方策を明らかにしていきます。特に、これから教職大学院の設置を予定する大学関係者ならび教育行政関係者の一助となることを願い、「教職大学院の創り方を考える」をテーマとして広く皆様方に公開し、セッションを進めていきます。
 
SessionⅠ ポスターセッション 12:40-13:50 (1階ロビー)
 インターンシップ,教員養成・現職教育に関する教育委員会,学校,大学・大学院,大学院生によるポスター報告に基づき,参会者と共に互いの実践を交流します。
 
SessionⅡ シンポジウム 14:00-15:20 (6階コラボレーションホール)
「教職大学院をイノベーションする」
<報告者> 横須賀 薫(十文字女子大学・学長)
      佐藤 弘毅(文部科学省高等局教員養成企画室・室長)
      岸田 正幸(和歌山県教育委員会学校教育局長)
<司会>  松木 健一(福井大学・教授)
      
SessionⅢ フォーラム 15:30-17:30 (6階コラボレーションホール)
「教職大学院の創り方を考える」
 シンポジウムの議論をうけて,参会者全員で「教職大学院の創り方」に関する指針や方向性について議論を進めていきます。
話題提供大学(予定):東京学芸大学,鳴門教育大学,静岡大学,玉川大学,上越教育大学,宇都宮大学,大阪教育大学,福井大学