【ラウンドテーブル】Zone D(授業)の詳細について
Zone D 授業授業改革の扉を開く-「問い」はどこから生まれるのか-
授業には、様々な「問い」が存在します。子どもと文化や社会をつなぐ「問い」、モノや人との対話を促し関係を編み直す「問い」、学習のプロセスを発展させていく「問い」といったように、異なる役割を担った「問い」が存在しています。また、学級全体で共有する「問い」、一人ひとりの子どもたちの「問い」、指導者の「問い」と、その所有者も異なります。さらには、長い単元を貫く「問い」、複数の教科等をまたぐ「問い」、1時間の中で変容していく「問い」、授業後も継続する「問い」など、「問い」が生きる領域や時間も様々です。ただ、どのような「問い」であっても、それらの「問い」を求めていく者にとっては、思考の場をデザインしていく重要な要素となるでしょう。
今回のZone Dでは、こういった様々な「問い」と向き合い、それらを導き出したルーツを模索しながら、授業改革への扉を開くための課題に迫っていきたいと考えています。
SessionⅡでは、ESD(持続可能な発展のための教育)に取り組まれている実践者の報告を基に、テーマを共有するための議論の場をつくります。SessionⅢでは、教職年数も担当教科(算数・理科・社会)も異なる3人の実践者たちに、「問い」との関係性に着目した授業実践について語っていただき、グループ協議へとつなげます。「問い」のルーツを模索することで、意外な役割、所有者、時間軸の視点から、授業を捉え直すことができるのではないかと期待しています。
SessionⅠ ポスターセッション 12:40-13:50
授業改革を目指して取り組んできた実践者たちが、自らの授業実践とその省察をポスター発表します。「問い」はどこから生まれたのか、といった視点をもつことで、互いの実践の交流が深まることでしょう。
SessionⅡ シンポジウム 14:00-15:20
「問い」はどこから生まれるのか~ESD(持続可能な発展のための教育)の実践を通して~
報告者
富山市立堀川小学校 教諭 山口浩二
勝山市立勝山北部中学校 教諭 齋藤英市
コーディネーター 福井大学教職大学院非常勤講師 冨永良史
SessionⅢ フォーラム 15:30-17:30
「問い」はどこから生まれ、どこを目指すのか~「問い」のルーツから実践を捉え直して~
報告者
鹿児島県与論町立与論中学校教諭 今村 忍
石川県能美市立寺井小学校教諭 北川 茂
福井大学大学院教育学研究科2年 後藤歩実