【ラウンドテーブル】Zone B(教師教育)21世紀の教師教育をイノベーションする:教職生活全体を通じた教員の資質・能力の育成 -育成指標は教員研修を変えられるのか-

Zone B(教師教育)
21世紀の教師教育をイノベーションする:教職生活全体を通じた教員の資質・能力の育成-育成指標は教員研修を変えられるのか-
 
 Zone Bでは、生涯にわたる教師の職能成長を支える教師教育という視点から、“21世紀の教師教育をイノベーションする”をテーマとしています。
 昨年12月に中央教育審議会から出された答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について ~学び合い、高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~」では、これからの時代の教員に求められる力として、自律的に学ぶ姿勢を持ち、時代の変化や自らのキャリアステージに応じて求められる資質能力を生涯にわたって高めていくことのできる力などが挙げられています。そしてこのキャリアステージに応じた学びや成長を支えていくため、教員の養成・研修を計画・実施する際の基軸となる“育成指標”を教育委員会と教職大学院を含む大学等が協働して作成することや、教育委員会と大学等が相互に議論し、養成や研修の内容を調整するための制度として「教員育成協議会」(仮称)を創設することなどが提言されています。
 また、教職大学院は、独立行政法人教員研修センターとも連携し、大学と教育委員会・学校との連携・協働のハブとなり、大学全体の教員養成の抜本的な強化や現職教員の研修への参画を図ること、独立行政法人教員研修センターは、教員の研修の充実のため、これまで以上に積極的に役割を果たしていく必要があることなども述べられています。
 そこで、今回のZone Bでは、「教職生活全体を通じた教員の資質・能力の育成 -育成指標は教員研修を変えられるのか-」と題し、学校、教育委員会や教育センター、教員研修センター、教職大学院等が教員の育成ビジョンを共有し、連携・協働しながら、教員育成指標、教員育成協議会(仮称)、教員研修計画等を構築する中で、高度専門職業人として学び合い、高め合う教員を育成・支援するため、それぞれがどのような役割を担い果たしていくべきなのか、参会者の皆様方と共に以下のセッションを進めながら考えていきたいと思います。
 
Session0 オリエンテーション 13:00-13:10
 
SessionⅠ ポスターセッション 13:10-14:10
 
SessionⅡ シンポジウム 14:20-15:50
     (シンポジスト)
       文部科学省高等教育局長 常盤  豊 氏
       教員研修センター理事長 高岡 信也 氏
       横浜市立浦島小学校長  平本 正則 氏
       福井県敦賀市教育長     上野  弘 氏 
     (コーディネーター)
       福井大学教職大学院教授 松木 健一
 
SessionⅢ フォーラム 16:00-17:40
      SessionⅠ、Ⅱを受け、小グループに分かれて参会者の皆様方と議論を進めます。